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浦東金融センターに新たなライバル?上海西岸金融センター

上海西岸金融センター

コロナによる経済ダメージが長期化していない中国の上海でかなり大規模なプロジェクトが着々と進んでいたようです。

そのプロジェクトの名前は「上海西岸開発」。

ところで上海の観光スポット「外灘」から見る浦東の東方明珠タワーや超高層ビル群の景色はとても有名ですね。

外灘側から見た浦東金融センターの夜景

香港の九龍半島から見た香港島の金融センター高層ビル群の夜景に近いものがありますが、上海のこの浦東エリアも香港島と同じように銀行、証券、投資などの金融関連企業が集まっていて、浦東金融センターと呼ばれています。

写真左側にある東方明珠タワーは94年に完成したようなので、すでに25年が経過しています。タワーの形状が若干、当時の時代感を醸し出していますね。

浦東金融センターのライバル「西岸金融センター」とは?

そんな浦東金融センターにライバルが出現しようとしています。しかも同じ上海市内に。

ライバル候補の「西岸金融センター」は、「浦東金融センター」から南西の方角に7キロほどの場所に位置します。車で走れば20分ほどの距離です。

元々は龍華飛行場跡地があったり、船着場や倉庫が並ぶエリアでした

早速ネットで調べてみました。企業情報サイトの「企査査」によると、「西岸金融センター」プロジェクトは同エリアが属する徐汇(シューフイ)区政府が主導で進めているようです。プロジェクトを指揮する「上海西岸開発(集団)有限公司」は、上海万博が終わった3年後の2014年に設立されています。

いつの間にかできあがっている高層ビル群

プロパティマネージメント会社の「HongKongLand」によると、「西岸金融センター」は、世界最高クラスの金融開発プラットフォームの金融センターと位置付けているそうで、第三世代の統合型金融ハブであり、世界デジタル通貨の中心になる、と説明しています。第一世代が香港、第二世代が浦東、そして第三世代が西岸ってことでしょうか。

いずれにしましても、かなり野心的な目標が掲げられているようです。都市デザイン設計で有名な日建設計もプロジェクトに参加しています。

すでにショッピングモールが営業していたり一部の飲食店も稼働しているようで、街として動き始めています。

今年後半か、または来年中には、中国が仮想通貨人民元の運用をスタートする話も現実味を帯びてきましたし、今後注目すべきエリアになりそうです。

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