中国メディア「国際大視野」から「日本の人力車の引き手は若い可愛い女の子ばかりで、利用者は中国のおばさんたち」という記事を紹介します。
日本で若くてきれいな女の子がネットで話題になっているようですが、その理由は、彼女たちが人力車を引く俥夫だからです。多くの人は人力車に詳しくないし、乗ったことがないでしょうが、テレビで見る限り、俥夫はほとんどの場合、中年の男性でしょう。
若い人は恥ずかしいと思ってあまりやりたがらない仕事ですが、しかし、日本では美しい若い女性が人力車を引いているようです。
車夫をしている女性に話を聞いたところによると、お客さんはたいてい中国人のおばさんたちだそうです。
これらの日本の若い女性たちは、たいてい観光や外国語専攻の大学を卒業しています。中国人のおばさんたちは、日本に旅行(ショッピング)に行くのが好きで、ほとんどは外国語を話せません。人力車を引く日本人女性は、中国語を使っておばさんたちの買い物に付き合い、人力車のそばでお客さんを待っています。
中国人おばさんを見ると、お客さんが来ると思って笑みを浮かべてきます。

中国では誰が自分の娘を人力車を引かせたいと思うでしょうか?人力車を引いている日本の女性には感心しますが、とても疲れる仕事です。男ですら人力車を一日引くと腰が痛くなるでしょう。昔、北京の後海にも人力車を引く人がいたことを覚えています。私は彼らに1日にいくら稼ぐのか聞いてみたところ、だいたい800元(1万4千円)くらいだと言っていました。

彼女たちが引く人力車は電動アシストがついているそうです。職業に優劣つけるつもりはありませんが、こんなに美しい女性が引く人力車に乗るのは忍びない、と感じる人も多いのではないでしょうか。彼女たちが疲れるのではないかと心配してしまいますが、それは人がみんな生きるためにやっていると思うしかありません。本当に大切に思っているのなら、ひいきにしてあげてくださいね。
おわり
ネットで調べたところ、人力車を引く俥夫のアルバイトやパート募集している会社が数社ありました。電動アシストが付いてるかどうかは確認できませんでしたが、俥夫募集のサイトには、体力はそこまで必要なく、一番大事なのはコミュニケーション能力とも。
ところで飛脚の脚ってどんな感じかわかりますか?
2005年春に安徽省にある黄山という有名な山に登ったのですが、黄山のふもとから登山を開始して3時間が経ったころ、飲料水がいくつも入った重そうな編み袋を2つ担いだ中年の農夫がひょいひょいとリズムよく駆け上ってきて、秒速で私を抜いていきました。
その時に一瞬見えた彼の脚は、赤黒く、無駄な肉が一切なく、アスリートの脚とも違う今まで見たことがない脚でした。

後で聞いた話では、彼らは1日2往復して飲料水や生活用品を山頂や中腹の休息所に運んでいたそうです。当時すでにロープウェイがありましたが、ロープウェイの乗車券よりも彼らの日当の方が安かったのでしょうね。
「上海から鈍行の夜行列車に乗って安徽省の黄山に向かった話」は以前、別の記事で書いたので、興味がありましたら読んでみてください。