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タイミングが悪すぎる中国人ホテル経営投資家の末路 イン・カンボジア

シアヌークビル

中国メディア「国際大視野」から「家賃滞納で立ち退きを迫られたカンボジア在住の中国人男性は、ひざまずいて大家さんに交渉の余地を求めた」を紹介します。


2021年8月1日、カンボジアのメディアによると、8月1日の午後3時、中国人男性がシアヌークビルの路上にひざまずき、ホテルの経営権を継続させてもらうためのカンボジア人オーナーとの交渉を懇願していた。

この中国人男性は、自分で総額1,800万元(2億8千万円)を投資して2020年10月にホテルをオープンしたものの、新型コロナ発生以前、オーナーに支払う月々の家賃が51,000ドルだったものが、発生後に5,000ドルにまで減ってしまった。

新型コロナ流行時には、商売ができなかったため、足りない部分の家賃を自腹で負担していたそうだ。その際、警察がホテルにやってきて対処したかどうかは不明だが、営業停止の通達は出ていなかった。しかし、2021年5月31日、オーナーは30人以上の警察を集めて強制的に立ち退かせた。

この中国人は「資金ができたので、オーナーに滞納分の家賃を払い、自分にホテルの経営権を譲ってもらいたい」と願い出たが、オーナーが交渉を拒否しているため、カンボジアのメディアにこのニュースを報道してもらい、フン・セン首相に交渉に介入してもらいたいと考えている。

「このホテルの経営は自分のライフワークであり、全財産を投じたものだから、これからもシアヌークビルで商売を続けていきたい」

彼は言った。いずれにしても現在彼は中国にも戻れないわけだし、せめて同情ぐらいしてやろうではないか。

おわり


2014年3月、私はカンボジアの首都プノンペンからハイヤーに乗って片道4時間走り、シアヌークビルの港町にやってきた。

この港町は大規模開発が始まって2年ほど経ち、ホテル、カジノ、レストラン、バーなどが最低限そろい営業を始めたばかりのころだ。まだ中国資本の投資が本格化していなかったこともあり、比較的穏やかな田舎の港町の雰囲気があった。

この旅の目的は、シアヌークビルから15キロほど離れた離島「ロンサレム島」が、まだ未開発だから見に行かないか?と誘われたからだ。現地で待っていてくれた知り合いが夕食時に、明日は、若い日本人がやっている「渡し船」を手配してあるから、そのボートに乗って無人島に向かう、と言う。

私は当時、会社勤めだったが、頻繁にリモートワークをしていたため、どこに行くにもパソコンとスマホ、現地SIMカードをリュックに詰めて持ち歩いていた。当然、離島に行くにもだ。

ロンサレム島に向かう当日、渡し船に乗るためにビーチに到着すると、100メートルほど離れた沖に停泊しているボートが見え、船上で大きく手を振る者がかろうじて確認できる。

5人も乗ればいっぱいなサイズのボート

遠浅とはいえ、パソコンが入ったバックパックを背負った者に、腹まで海水に浸かりながらボートまで歩かせるとは、、大変先が思いやられたが、好奇心が勝っていた。

リュックを両手で天に掲げて海水から守りつつ、なんとかボートに乗り込んだが、案の定ハプニングが続く旅となった。

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