中国メディア「AI財経社」から「マスク:テスラオーナー情報はすべて中国国内に保存されており、海外に転送されることはない」を紹介します。
9月26日、テスラCEOであるイーロンマスクは、中国で行われている「世界インターネット大会2021」でビデオ演説を行った。
イーロンマスクは演説の中で、テスラは単なる電気自動車メーカーではなく、タイヤが付いたロボットを開発する世界最大のロボット企業であると述べ、ロボットなどの資本設備(人型ロボット)が労働市場に参入することで、経済発展に大きな影響を与えることは間違いないと語った。人型ロボットが普及することで、手作業は選択肢の一つとなり、人工知能を備えたロボットによって、人々は危険で反復的な退屈な仕事をしなくて済むようになる。
また、イーロンマスクは、データセキュリティがスマートコネクテッドカーの成功の鍵であり、テスラは関連法の導入には楽観視していると述べた。テスラは中国国内にデータセンターを設置しており、中国のすべての事業で発生したデータはすべて中国国内に保存される。また、テスラオーナーの個人を特定できる情報はすべて中国国内に安全に保存され、海外に転送されることはない。ごくまれに海外へのデータが必要になる場合は、関連する承認を得た上で海外に転送される。
ここでの関連法とは「個人情報保護法(PIPL)」で今年11月1日に施行される予定です。
イーロンマスクは、中国が多くの資源とエネルギーを投入して自動車をはじめとする様々な産業に最新のデジタル技術を活用し、世界のデジタルリーダーとなっていると考えており、引き続き中国への投資を拡大していくと述べた。
おわり

コネクテッドってことは遠隔操作も可能だし、やっぱり日本も中国のように国内データセンターでの情報管理を義務付けるべきでしょうね。
今年7月に上海で行われていた「人工知能大会」にもEVメーカーが出展してたけど、どこも技術開発の焦点は自動運転やスマートコネクテッドカーでしたよね。