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クリスマスグッズが足りない?物流詰まりで商品不足が深刻化

中国産玩具

中国メディア「辺際実験室」から「米国の玩具メーカー、世界的な物流ボトルネックのため中国に製品を放置」を紹介します。


米国のBasic Fun社は、クリスマス休暇に間に合うように製品を棚に並べる時間がないため、同社のダンプカーのおもちゃの3分の1を中国に残し、米国には出荷しないという前代未聞の決定を下した。

その理由は輸送用コンテナの価格が高騰していることと、サプライチェーンが詰まっているからだ。かさばる黄色いおもちゃを米国に輸送するコストは、すでに小売価格(26ドル)の40%に達している。当然このコストには、米国の港から小売店までの輸送コストは含まれていない。

「このような状況は初めてだ」

Basic Fun社の最高経営責任者は「本当に選択の余地がなかった」と語った。

玩具メーカー各社は、年末商戦間中に店頭に商品が並ばなくなる可能性のある深刻なサプライチェーンの乱れに対処するため、小売店への商品供給に奔走している。企業は、代替となる荷揚げ港を探しながら、商品を出荷するためのコンテナを探すのに苦労している。12月25日までに確実に届けるために、一部の玩具を船ではなく飛行機で空輸している企業もあるくらいだ。また、Basic Fun社のような企業は、コストが下がるのを待つ間、製品を中国に置いておくことを選んだ。

他の業界の製造業と同じように、玩具メーカーもパンデミックが始まって以来、サプライチェーンの問題に直面している。今年の春以降、状況は悪化の一途をたどっており、世界中の買い物客からの多種多様な商品に対する需要の急増に対応するため、企業は四苦八苦している。

メーカーは港での出荷のボトルネックに悩まされている。また、米国では人手不足により、船から荷物を降ろしてトラックに積み込む作業が困難になっている。

これは、年末商戦に大きく依存している玩具メーカーにとっては大きなリスクだ。Toy Associationの最高経営責任者であるSteve Pasierb氏は、米国の玩具産業は第4四半期に年間売上の70%を占め、玩具の85%は中国で製造されていると推測している。

10月中旬以降に出荷される商品はいらないと玩具メーカーに伝える小売店もあるほど、流通の詰まりはひどい状態だ。玩具業界のコンサルタントであるMarc Rosenberg氏は、中国の工場から米国の流通センターに到着するまでに通常だと4〜6週間かかるが、今は12〜16週間もかかるようになったからだと述べている。

市場調査会社のNPDグループによると、米国の玩具業界では、親子が家にいる時間が長くなったことで、昨年は約17%、今年前半は40%も売上が増加した。

アナリストは2021年のおもちゃの売上は大きく伸びると予想しているが、多くの玩具メーカーは、人気商品の注文を満たすことができないため、売上が減少すると述べている。その結果、膨大なコストがかかり、廃業に追い込まれる玩具メーカーも出てくるだろう。

玩具会社の幹部は、買い物客の反応を気にして、コストを十分にカバーできないにもかかわらず、10%以上の値上げはできないと語っていた。米国最大の玩具メーカーであるマテル社は、今夏、輸送コストの上昇を補うために年末商戦の価格を引き上げる準備をしていると警告した。

Basic Fun社の最高責任者の計算によると、40フィートのコンテナ1つにつき、1,800台のダンプカーのおもちゃが入るそうだ。コンテナ1つあたりの輸送コストが2万ドル(220万円)の場合、おもちゃを1個ずつコンテナに入れて輸送すると11ドルになる。これは、例年の平均コストである1.75ドルを大きく上回るものだ。彼は、利益率を最大化するために、小さくて柔らかいおもちゃをコンテナに詰めることに注力している。彼の試算によると、15万ドル相当のディズニーエキゾチックエッグがコンテナに入るのに対し、トラックのおもちゃだと4万ドル相当しかコンテナに入らないそうだ。

PlayMonster社の社長は「空の棚に広告を出す」と言っていた。ホリデー商品の15〜20%がサプライチェーンで滞っているという。絹のゴムでできたボールのおもちゃ「Koosh」は、8月に完全に売り切れてしまい、クリスマス前に再入荷する可能性はないと考えている。

アマゾンで「Koosh」を検索したら確かに「在庫わずか」の表示が目立っていました。

WowWee社のマーケティング兼オペレーション部門の責任者であるAndrew Yanofsky氏によると、玩具メーカーは小売店から、2022年の年末商戦に向けた最初の出荷を4月下旬ではなく3月上旬に、2回目の出荷を7月下旬ではなく6月に行うよう圧力を受けているそうだ。

これでは、販売データの全体像が見えないまま、どれだけの出荷数を生産するかの判断を迫られることになるという。

John Gessert氏は、ミシガン州ウォールドレイクに本社を置き、ミシシッピー州に工場を持つAmerican Plastic Toys社の最高経営責任者兼社長だ。彼によると、同社では第一線で働く従業員の35〜40%が不足しているという。現在は、6人の作業員を必要とするプレイキッチンから、バスケットボールセットのように3人の作業員で組み立てることができる労働集約型のおもちゃへと生産の軸足を移している。

John氏は「これほどの困難に遭遇したのは初めてです」と言った。

おわり


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