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「ダイソーっぽくてユニクロ風味、それでいて無印良品」だったメイソウが脱日本風を図り、中国発の国潮(国産ブランド)全面推しに

メイソウ

中国における正月は、1月中旬〜2月頃の「春節」と呼ばれる旧暦の新年がそれになるため、12月30日になっても「年の瀬が迫ってくる」気配は微塵も感じません。

以前勤めていたアメリカ系企業では、12月26日ごろからシリコンバレー本社の社員がニューイヤーホリデーに入るため、中国チームの業務がそのタイミングで激減し、本社社員がホリデーから戻ってきた1月5日ごろから、また通常業務に戻るものの、今度は中国側が年末年始(春節)モードに入り、そのまま2月頭まで続くという、業務的に極めて非効率な1ヶ月半を過ごしていた。

一部の同僚たちはこのダラダラ期間を無駄にせず、正月から春節までの1ヶ月半をまるっと海外旅行にあて、長旅(ロングバケーション)を楽しんでいた。当然、新型コロナウイルス騒動が始まると共にそれも終わってしまったようですが。

さて今回は、中国メディア「北京商報」から「メイソウ(MINISOU)が中国の革新的なブランドトップ100に選出される」を紹介します。


先日「私たちが作る新しい国産ブランド」2021年の授賞式が行われ、メイソウは国産イノベーション・ブランドトップ100企業として表彰された。

レポートによると、過去10年間で国潮(国産ブランド)の注目度は528%上昇し、過去5年間においてはブランド人気全体に占める中国ブランドの検索人気度の割合は45%から75%に上昇したそうだ。国産ブランドの台頭の背景には、中国製造業の文化的自信、品質向上、高品質化への強い証であり、国産製品のイノベーション力は、今後の中国経済発展の原動力となりつつある。国産ブランド消費市場の急速な高まりとともに、消費者のブランド嗜好も変化し、国産ブランド経済は変容を遂げつつある。

左が三宅順也氏、右が葉国富氏

メイソウの創設者である葉国富氏は、コンシューマ市場の発展における新しいトレンドについて次のように語った。現在、感性消費を特徴とする第三の消費の波が到来していると考えている。第一の波は「コスト」のステージ、20年前は内需急拡大でモノの需要が急増し、消費者は「安さだけ」を重視した。第二の波は「コスパ」のステージで、2010年頃のシャオミなど、高性能で安価という高いコスパを兼ね備えたブランドが台頭している。第三の波は、この2年間で芽生えた「感性消費」のステージで、若者が「好き・嫌い」という感覚や気分を選択基準としてモノやコトにお金を払うことを望むようになった。

「メイソウ x 紫禁城宮殿文化」コラボのアロマテラピー1.0および2.0シリーズの発売は「東洋のアロマテラピー」という新しいトレンドを瞬く間に巻き起こした。オリジナルデザイン商品開発をより加速させるため、メイソウは自社で独自のデザイン事務所「MOD」を設立したほか、複数の外部デザイナーと提携し「おしゃれ・便利・楽しい」オリジナル商品を生み出し続けている。

おわり

メイソウ x 紫禁城宮殿文化コラボのアロマテラピー

メイソウといえば、ウィキペディアにも書かれている通り、「ダイソーっぽくてユニクロ風味、それでいて無印良品」な日本風ブランディングで、中国はもちろん世界中で事業展開を始めた、いわゆる百均商品小売企業だ。

設立は、2013年9月で、まず日本で「株式会社名創優品産業」が登記され、同月中国の広州市にて1号店を開店した。

設立当初は、設立者はデザイナーでもある三宅順也氏とされ、2015年まで日本法人の代表取締役だったとされる。この三宅氏は文化服装学院を卒業し、デザイナーとしてイベントやポスターにも顔を出しているが、後年になって、三宅氏本人により「実際の経営に三宅氏が関わることはなかった」ことが話されている。その後、中国のファッション雑貨販売店「哎呀呀」の代表でもあった葉国富が「グローバル共同創始者」として名を連ねるようになったそうです。

ところで、2021年6月末から本ブログを書き始め、今では日々多くの方にアクセスしていただける個人メディアになりました。皆様からのアクセスこそが、私がブログを継続するモチベーションにつながっております。皆様の貴重なお時間で本ブログ記事を読んでいただけることに感謝いたします。

来年も週1、2本程度の頻度で記事を更新し続けようと思います。2021年はお世話になりました、2022年も引き続きよろしくお願いいたします。

筆者

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