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巷でよく見たダメダメな英訳(中国語→英語)を大きく改善させたグーグル翻訳サービスが中国から撤退

中国に長く住んでいると、「なんちゃって英語」や「やばい誤訳」あるいは「入力ミス」といった英語をよく目にするが、ここ数年は、市民のネットリテラシーとネット翻訳サービス品質の向上により、目にする機会が随分と減ってしまった。

今でもまれに見かけることがあるのだが、そんな時はつい嬉しくなり、スマホで記念撮影してしまうほど希少性が高まりつつある。

先日は道端で2連コンボで見つけてしまったため、失礼千万ながらも背後から近づき、写真を撮ってしまった。左の男性のジャケットからは「ALWAYS BRAVE」の入力ミスを確認。そして右の男性のシャツからは、意味不明な英語と3行目にはピンインまで登場している。恐らく元の中国語は北京のゲーム会社名で「长链科技有限」だろう。

ここでネットで見つけた、いくつかのヤバい誤訳を先に紹介しておく。

中国メディア「CSDN」より「使用率が低いため中国から撤退するGoogle翻訳」を紹介します。


9月下旬、検索大手グーグルのウェブ翻訳ツール「グーグル翻訳」が中国でのサービスを停止し、「translate.google.cn」へのアクセスは、これまでの「グーグル検索」や「グーグルマップ」などの中国本土での機能撤退に伴い、「グーグル香港」にリダイレクトするようになった。

2010年にグーグルが中国本土からの撤退を発表した後、グーグル翻訳とグーグルマップの2つのサービスだけは残されていたが、2020年2月3日にはグーグルマップが中国本土でのサービスを終了し、今回、最後のコンシューマ向けサービスであったグーグル翻訳も終了した。

グーグルは現在も中国で、Google Ads、Developer Community、Android Developer Communityなど、主に開発者や企業をサポートするために様々なサービスを提供している。

グーグル翻訳が使われなさすぎた?

グーグル翻訳は、最大133言語間の即時翻訳に対応した無料の翻訳サービスだ。また、グーグル翻訳では、人間が翻訳した文書に対して多くの検索や推測を行い、それを元に最適な翻訳を導き出すSMT(統計的機械翻訳)を採用している。

「Reddit」では、中国でグーグル翻訳が正常に動作しないことを多くのユーザーが報告しており、その後、グーグルの広報担当者が「TechCrunch」にメールを送り、グーグル翻訳が中国で利用できなくなったことを認め、その理由として「利用者が少ないため」であると述べている。

確かに広報担当者が言うように、中国ではグーグル翻訳の他にも、Youdao(有道)翻訳、Tencent(騰訊)翻訳、Baidu(百度)翻訳、欧陸辞典、彩雲小翻など、多くの競合他社が存在する。これらの製品は、グーグル翻訳のクオリティには及ばないものの、日常的なニーズには十分応えることができ、ローカライズ機能やサービスも申し分ないといえる。

ネットの反応

グーグル翻訳の撤退について、ネットユーザーからは、「グーグル翻訳、毎日使ってるよ」、「グーグル>有道>百度、長い文章の翻訳ではグーグルが圧倒的に強い」、「海外のサービスだけど、DeepLなんかもよく使う様になった」などの反応が見られた。

多くの人にとって、特に長い間グーグル翻訳に頼ってきた人にとって、グーグル翻訳の撤退はそれなりの影響を与える様だが、すでに代替手段を見つけたユーザーもいるようだ。

おわり


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