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テスラオーナーの韓さん、テスラに勝訴

テスラ

中国メディア「黒馬公社」から「オーナーは権利を守ることに成功、テスラには請求額の4倍の支払いが命じされた」を紹介します。


皆さんこんにちは。「黒馬公社」へようこそ。

テスラ公式中古車を買ってテスラを訴えたオーナーのことを覚えている人はどれくらいいるだろうか。

2019年5月、韓さんはテスラ公式認定中古車の「Model S」をテスラの公式サイトで購入した。購入時、公式サイトには「大きな事故、構造的な損傷、水没や火災は一切なし、そして200項目におよぶ車両検査を行い、良好な状態であることをテスラがお約束します。」と明記されていた。

しかし、購入から3カ月も経たないうちに、韓さんの「Model S」は走行中に「車両は再起動できません」「車両を停止しています」などのエラーメッセージとともに、ブレーキや電動ドアも完全に使えなくなってしまった。テスラによる車両検査を行ったところ、これは車両のバッテリーのアンブレラバルブ、セキュリティパーツなどの部品が破損し、交換が必要になったことが原因と判断された。

不安になった韓さんは、別の検査機関でも再び車両を検査してもらった。

検査の結果、韓さんの車両のCピラーとリアウイングに切断や溶接の痕跡があり、「Model S」が事故車であることがわかった。

普通の中古車と同等の金額で事故車を買ってしまったことに不満を持った韓さんは、テスラに車両の交換を要求したが、テスラから「この車両は元々割引されて販売されたものであるため、車両を交換するには多くの追加費用を支払う必要がある」と言われた。怒りに燃えた韓さんは、テスラを訴訟したものの、判決が降りるまで2年の歳月を要した。

以上が今回の事件の背景である。

韓さんは、755日におよぶ裁判の末、ついに勝訴し、2年前に受け取るはずだった請求額の4倍の金額を受け取った。

訂正:「退一赔三」を1.3倍と訳していましたが、4倍でした。今回の場合、元々の車両代37.97万元に加え、「消费者权益保护法」に基づき、規定の損害賠償費113.91万元(3倍)を足した合計151.88万元の損害賠償費が韓さんに支払われました。

「黒馬公社」は、彼の訴訟ケースを読んで、人々が自分の権利を守るために車の上に立つ理由を理解した。メーカーに一刻も早く問題を解決してもらうためには、それしかないのだ。

ちなみにこの女性は韓さんではない

さて、韓さんの経験を振り返ってみると、自動車メーカーがユーザーに車の本当の状態を隠して販売していたわけで、これは詐欺行為に該当するのではないだろうか。

では、そもそも当初から事故車と認定されていたのに、なぜ補償されるまで755日も待つ必要があったのだろうか。

最初、韓さんは「12315」経由で訴えを起こし、市場監督管理局に介入してもらい車両の払い戻しを試みたが、拒否されてしまったため、韓さんは次に「天津河西法院」でテスラを提訴したところ、今度は管轄権をめぐるテスラ側の論争が起きたため、法廷が「北京市大興人民法院」に移され、そこで再び訴訟する形となった。

「北京市大興人民法院」の第一審判決を受け、テスラは詐欺行為を行ったことから賠償金として当初の補償金の1.3倍を原告に支払うこととしたが、テスラは第一審判決を不服として上訴したものの、幸いにも「北京第二中級人民法院」の第二審判決でも第一審の判決が支持された。

こうしてこの「茶番劇」に終止符が打たれた。

体を張った訴えも時には必要なもかもしれない

「黒馬公社」が最後に伝えたいことは「もし予算が許すのであれば、中古車は買わないようにしよう」ということだ。特に今年は、水没した車両が大量に中古車市場に投入され、車をあまり理解していない人が簡単に騙されてしまうケースがあるだろう。

もちろん、どのような故障があり、どのような状態なのかが明確にわかる中古車については、自分の判断で検討すればよいと思うが。

おわり


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