中国メディア「脳洞粉砕砕念」から「不安しかない不幸な深圳人、あなたは深圳人の千倍幸せだ」を紹介します。
最近新しい言葉を学んだ。凡尔赛(fán ěr sài)という言葉だが、この意味は、自分の優位性をアピールするために逆の表現を使って表すこと、だそうだ。
例えば「私の夫は海外出張のたびに、ブランドバッグをたくさん買ってきてくれますが、彼が買ったバッグは私の好みではなくて、本当に困ります。」このように夫の文句を言っているように見えるが、実は自分の生活の豊かさをアピールすることを「凡尔赛」といいます。本来の意味は、あのベルサイユ宮殿の「ベルサイユ」という意味です。イーチャイナアカデミーから抜粋
この記事のタイトルを見て、これはひょっとして「凡尔赛」ではないかと考えていませんか?
では深圳での悲惨な生活についてお話ししましょう。
多くの人は、深圳人はお金持ちで、高級マンションに住み、高級車に乗り、深圳で働くビジネスマンの給料は高く、深圳のショッピングストリートで10人に声をかけると8人が資産5億円以上の金持ちで、さらにその内の5人は資産15億円以上の大金持ちと考えている。
あなたもそんなふうに考えていませんか?ではこれから深圳の裏の顔を解き明かしていきましょう。
「嘘も1万回言えば真実になる」という言葉を思い出しました。そう考えると、深圳の印象は自分の目で見た本物であるのか、それとも単なる噂なのか。深圳の良い部分は、実はほとんどの人が無意識のうちに自慢しています。しかしその裏で、深圳に住む人たちは常に不安を感じています。幸福度指数は国内でも下から5位には入る、と私は思っています。この理由について説明しますね。
深圳の人口構造
深圳で生活している90%以上の人は外地人で、地元民はわずか10%未満ですが、彼らは社会的な富の半分以上を所有しています。月々の不労所得は数十万元から数百万元あり、彼らは何もしないのに、毎年土地の配当を享受しています。彼らは社会階層の最上位に君臨し、最高級の資源を持っています。例えば、深圳は村単位で分割されており、各村の委員会は村にある企業や機関に対して絶対的な権限を持っています。多くの有名な高級物件は、有名な不動産会社の名前で開発されていますが、その株主情報を確認すると、村委員会が大部分の株を持っていることに驚かされます。これは共同開発と呼ばれ、村委員会が土地を提供し、代わりに毎年の配当を享受しているのです。
深圳の産業構造
深圳の産業構造は激変していて、人口密集型産業からエリート型産業へと変わりつつあります。エリートとは何でしょうか?それは高度な教育を受け、特定の分野で傑出しているエキスパートであり、この2つの条件を持っていることがエリートの最低条件です。少数エリートであれば、より厳しい条件が適用され、あなたや私は入りません。しかし上位大学を卒業した者でも、屋台の主人ほども稼げないかもしれません、これが現実なのです。
深圳は脱工業化され、深圳が国際都市になることを妨げるものはすべて無慈悲に一掃されます。深刻な環境汚染を抱える製造業や技術力の低い工場は、次第に厳しくなる政策や運営コストの増加の下で、ますます疎外されるため、変革するか、邪魔にならないようにするしかありません。深圳の優良な資源は、主に科学技術の研究開発、環境保護とエネルギー、金融と証券の分野に集中しています。
深圳人の時間構造
深圳は変化が速い街だと聞いたことがあるのではないでしょうか。深圳の移り変わりの速さは、かつて中国の改革開放の象徴的な産物でした。深圳の蛇口港には「時は金なり、効率は命なり」というプレートが今でもはっきりと残っています。

確かに深圳は生産性を重視する街です。高い生産性が求められるため、人々はより速く生産することが求められ、常に危機感を持たされ、人々は生産性向上の妨げるとなる人間を排除する必要があります。
高い生産性は、人々を生活や仕事に前向きに向き合わせ、爽快感を与えるが、生産性の負の影響も明らかで、焦り、冷淡、裏切り、冷酷など、深圳ではこの部分が常に表れています。隣人は5年近く住んでいるのに、会っても交わす会話はありません。両親はたまに深圳に数日滞在することがありますが、こちらのリズムに馴染めずに急いで戻っていくことが多い。10年以上前から午前1時前に寝ることはほとんどなく、今では午前2時になっている。深圳は全国で最も残業が少ない都市と言われていますが、もちろん突然死率も全国トップレベルで、深圳では家族のコミュニケーションは贅沢なものとなっています。私は深圳に2人の姉妹がいますが、年に2回も会うことは稀で、たまに集まっても、宿泊はおろか2回の食事もできないほど慌ただしいものです。
私はフリーランスなので、時間は比較的自由ですが、月曜から金曜までは基本的に午前10時前には出かけません。どこもかしこも朝の通勤ラッシュで渋滞していますし、出かけても夕方5時前には帰ってこれないので、8時過ぎまで待つのがベストです。

深圳の消費水準は非常に高く、食堂で出される豚足飯は20~35元ほどします。深圳の底辺にいる多くの労働者は、しばしば月収2030元(3万円)の最低賃金基準しか受け取らず、一部の上場企業でも、最低基本給+インセンティブの形で賃金を支払っています。
まともに食事も睡眠も取れない街に幸せがあると思いますか?あなたが今持っているものは、ほとんどの深圳人が羨むものでしょう。
おわり