上海在住の私は、ロックダウンの緩和を待ちわびながらリモートワークで猛烈に働く毎日を過ごしていますが、これまでの日課だった「ジョギング」と「ジム」に行けないのだけが、目下の大きな問題となっています。
病院にすらマトモに行けない状況では、「体調管理」がとても重要ですからね。

スクワットだけは毎日欠かさず続けていますが、上半身はさすがに筋力が衰えてきているように感じます。そろそろ「プリズナートレーニング」を読んで、本腰いれて「自重筋トレ」を始めた方がよいかもしれません。
ところでいつものように「スマートニュース」アプリでニュースの斜め読みをしていると、「電話ボックスで野宿…行き場のない高齢者 上海」という記事が目に入りました。

安徽省の田舎から上海に出稼ぎに来ていたこの中年女性、住み込みの家政婦として働いていたが、不運にも世話をしていた老人(雇用主)が新型コロナの検査で陽性反応が出てしまい、集中隔離施設に移り住むことになったため、仕事と住居の両方を失い、「電話ボックス」で5日ほど寝泊まりしていたそうです。
実はこの「電話ボックス泊」、私が上海に来たばかりの頃はよく見かける光景でした。当時、電話ボックスはまだ街のあちこちに設置されており、また、窮屈ながらも頑丈なガラスで囲まれているため、盗難防止と防寒機能は優れていたようで、冬になると狭い電話ボックスの中で足を曲げて寝ている出稼ぎ労働者の姿を何回も見かけました。
さすがに電話ボックス内で寝ている女性を見かけたことはありませんでしたが、ひょっとしたらこのニュースの女性も、故郷の男性からそんな昔話を聞いていたのかもしれませんね。
おわり