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一方日本ではオージービーフ祭りが始まっていた笑

ビーフ

中国メディア「辺際実験室」から「オーストラリア産牛肉の中国向け輸出が激減、アメリカがシェアを奪う」を紹介します。


アメリカは、中国市場向けの冷凍牛肉の輸出元として、オーストラリアを抜いてトップになった。この貿易データは、中国とオーストラリアの間で続いている緊張関係の影響を浮き彫りにすると同時に、米中貿易協議の第一段階合意の進展にも貢献している。

米中貿易協議の第一段階の合意内容は、中国が米製品の輸入を1.5倍に増やすことや、知的財産権の保護など7項目。米政権は2月に制裁関税の一部を下げる。

オーストラリアは歴史的に中国への冷凍牛肉の輸出が多かったが、4月以降、中国への輸出が急激に減少している。

中国の税関データによると、今年4月、アメリカは中国に6,800万ドル相当の冷凍牛肉を出荷したのに対し、オーストラリアは8,000万ドルだった。5月には貿易量が逆転し、米国は中国に9,000万ドル相当の冷凍牛肉を出荷したのに対し、オーストラリアはわずか4,700万ドルだった。

その後、アメリカの対中輸出は増加の一途をたどり、先月は1億700万ドルに達したが、オーストラリアの出荷は3,500万ドルにまで減少した。

今のところ、オーストラリアは中国への冷凍牛肉輸出のトップの座を死守しているが、転落するのも時間の問題だろう。専門家によると、アメリカ産の冷凍牛肉は、オーストラリアやニュージーランド産のものよりも割高だそうだ。

多くの観測者は、アメリカが「我々は常にオーストラリアと共にある」と繰り返し発言しているにもかかわらず、アメリカは常に自国の経済的利益を同盟国の利益よりも優先していると考えている。

例えば、アメリカの石炭輸出企業は、オーストラリアと中国の紛争の恩恵を受けており、昨年末に中国がオーストラリアからの石炭を非公式に禁止して以来、中国への石炭輸出が増加している。

牛肉の輸出は石炭と同じ運命をたどるようだ。アメリカと中国の段階的な貿易協定も、アメリカがオーストラリアを追い越す要因になる、とルーラル・バンクのアナリストであるマイケル・カーチス氏は6月のレポートで述べている。

アメリカの牛肉輸出業者にとっては「完璧な追い風」となっている。アメリカの対中輸出が急増する一方で、オーストラリアの対中輸出は減少している。

カーチス氏は「中国の海外産牛肉に対する旺盛な需要から、オーストラリアは長い間恩恵を受けてきた」と言う。中国は世界最大の牛肉輸入国であり、アメリカは世界最大の牛肉生産国の1つだ。昨年、中国との貿易協定が締結されるまで、アメリカの生産者は「中国市場に進出することができなかった」という。

またカーチス氏は「最も重要なのは、オーストラリアは長年にわたってアメリカとの競争がないことから恩恵を受けていたことも忘れてはならない。」と付け加えた。

「しかし、それは2020年の米中貿易協定の第一段階ですべてが変わった。これによって、アメリカ産牛肉が中国に入る道が開いたのだ。」

今年の4月から7月にかけて、米国産冷凍牛肉の中国への輸出額は、前年同期の8倍から18倍になっている。

ラボバンクのシニアアナリスト、パン・チェンジュン氏は、オーストラリアが今年、中国との貿易を遮断したことが、米国や他の国々に牛肉輸出の優位性を与える大きな要因になっていると指摘した。

また、オーストラリアの中国向け牛肉輸出の減速は、中国が昨年、オーストラリアの複数の食肉処理施設からの輸出を停止したことに加え、季節的な影響によりオーストラリアの牛肉生産量が減少したことが原因であるとしています。

中国は昨年、オーストラリアの主要な食肉処理施設6カ所からの牛肉輸出を制限し、オーストラリアに多大な影響を与えた。さらに中国は、非公式に石炭、大麦、ワインなどのオーストラリア製品も制限している。

おわり


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