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スウェーデンの移民問題、中国メディアはどう見てる?

スウェーデン

中国メディア「自国新聞資訊」から「世界有数の先進国であるスウェーデンが、なぜ「犯罪国家」になってしまったのか」を紹介します。


世界有数の先進国であるスウェーデン、かつては「治安が良すぎて夜間も戸締りをしない」国であり、警察の日常業務は「木から降りられない猫を、おばあさんに代わって救出する」というものだった。しかし、近年のスウェーデンは、世界で最も犯罪率の高い国の1つとなり、世界で2番目に女性への暴行率が高い国になっている。

スウェーデンの首相は、自国の犯罪率の高さを認識はしている。オーストラリアの新聞は「スウェーデンの犯罪問題は制御不能であり、もはや無視できる問題ではない」という見出しの記事を書いた。

スウェーデンはヨーロッパの北に位置し、45万平方キロメートル、1037万人の人口を持つ、旧先進国だ。豊かで平和な生活を送っていたスウェーデンが、なぜ犯罪率の高い国の1つになってしまったのだろうか。

エリクソン、ABBA、ハッセルブラッド、ボルボ、イケア、アストラゼネカなど、小国ではあるが、人々の技術は非常に発達している。スウェーデンは、2019年の一人当たりのGDPが中国の5倍という豊かな国であるだけでなく、世界全体で見ても最も教育水準の高い国の1つである。

全体的に見て、スウェーデンは非常に先進的な国であり、高収入、高福利、高税率である。これだけ見るとスウェーデンの犯罪率は非常に低そうだが、世界でも高い犯罪率を誇っているのはなぜだろう?スウェーデンは人権にとても配慮していて、犯罪は些細な問題ではない、と言う人もいるかもしれない。スウェーデンでは、信号無視、家庭内暴力、脱税、12歳以下の子供を家に残して両親が外出に出ること、これらすべて犯罪だ。しかも、頭数で数えるのではなく、回数で数える。例えば、スウェーデンで同じ人が3回赤信号を無視した場合、スウェーデンの警察は3つのケースとして捜査することになる。スウェーデンはわざと大袈裟に見せているから犯罪率が高いだけなのか?それとも単にスウェーデンの厳格な基準によるものなのだろうか?

2020年夏、スウェーデンでは爆弾テロや手榴弾攻撃、銃撃戦が多発し、ギャングの抗争や殺人もドイツの10倍近くにのぼり、国民は自国政府が犯罪問題を制御できないと感じていた。2020年8月、スウェーデンの首都で12歳の女の子が犬の散歩をしている時に対立するギャングたち抗争に巻き込まれ、流れ弾に当たって亡くなるという事件が起きた。このインタビューを受けている女の子が住むエリアではほとんど毎晩、寝室の窓の外で銃声が聞こえる。おかしいのは、みんな明らかに金持ちだし、ホームパーティでも開いて問題を解決することができない何か闇でもあるのだろうか。

スウェーデンの若くて美しい女性警察官

一番の理由は、スウェーデンが「聖母マリア」のように、自分が殺されても仕方がないと思っているからだ。

スウェーデンは非常に発展した国で、お金も余るほどあり、何かできないかと考えていた。政府は何か良いことをしようと考えていたところ、世界が混乱していて、ホームレスの難民がたくさんいるし「人道的に考えて」スウェーデンに移民させる必要がある、という結論に至った。スウェーデンは深刻な高齢化問題を抱えており、人口の20%以上が65歳以上だ。難民が来れば、スウェーデンの印象が良くなるだけでなく、子供も授かることができる。高齢問題は子供を持つことで緩和されるため、二重の意味での効果も期待し、スウェーデンは、ソマリアや中東、シリアからの難民を受け入れ始めた。2000年から2017年にかけて、スウェーデンはすべての亡命申請者を71万人受け入れた。多くないように見えるが、しかし、スウェーデンの人口が1,037万人しかいないことを忘れてはならない。この数字を中国に置き換えると、9,650万人もの難民を受け入れたことになってしまうのだ!

難民がスウェーデンに到着しても、言葉が通じず、会話が成り立たず、ほとんどの人が技能やスキルも持ち合わせていないため、時間が経つと「ストリートチルドレン」になる。そして移民が多いエリアほど問題が多くなる。ローズガーデン移民区では、放火事件や銃撃事件、虐殺事件などが多発し、スウェーデン人を恐怖に陥れている。また、難民の事件は、暴力事件や殺人事件だけではない。スウェーデンでの女性への性暴行の少なくとも75%が移民によるものだ。難民の犯罪問題がいかに深刻であるかは容易に想像できるだろう。もちろん窃盗や強盗の事例も多く、発見率も大変低い。スウェーデン国民は、旅行先や居住地を慎重に選び、より一層の安全対策を講じる必要がある。

問題はすでに深刻だが、スウェーデン政府は何をしたのだろうか?一言で言えば隠蔽だ。スウェーデンのリンショーピン大学が発表した調査報告書によると、スウェーデン政府は、犯罪率が低いというイメージを維持するために、統計機関に圧力をかけてデータを改ざんしたり、見苦しい犯罪件数を「隠したり、変えたり、意図的に省略したり」していたという。イリュージョンでも行うつもりだろうか?

スウェーデン政府は、難民に対してのイメージが悪化し、難民が差別されることを恐れている。難民たちはすでに良くない状態にあり、彼らの犯罪が公表されれば、より多くの人たちが彼らを憎むようになる。政府としては、私たちは彼らを愛し、救わなければならないと考えている。スウェーデン人がこれほどの無償の愛を与えれば、難民たちの素行は改善されるのだろうか。

さらに不思議なことは、スウェーデンは難民を受け入れるだけ受け入れ、彼らの将来の生活には何ら関心を持っていないことだ。これは典型的な行政の「やりっぱなし」なのではないだろうか。大量の難民を収容することができないスウェーデン政府は、民間の難民救済会社に業務を委託し、政府の費用負担で、民間企業が難民の世話をしている。難民が多ければ多いほど、会社にとってはぼろ儲けビジネスになるということだ。その数は、わずか7〜8年の間に300社を超えるまでに急増した。人道的支援活動という政治的に正しい旗印のもと、これらの企業は金儲けのために設立され、中には利益率50%の企業もあり、優れたビジネスと言わざるを得ない。スウェーデン政府が割り当てた予算のうち、実際に難民のその後の生活のために使われているのはどれほどか。その答えは「全くない」だ。

先人が残した言葉「我々以外は我々ではない」の正しさが証明されたようだ。高齢化と少子化による人口問題は、移民政策では解決できない。スウェーデンがその最たる証拠である。いわゆるポリティカルコレクトネスのために作られた「ブラック・ライブズ・マター」、これが私たちの身の回りで起きることはないだろうか?中華民族は5,000年の輝かしい歴史を持ち、決して揺らぐことのない信仰の柱を持っている。歴史の浅い国の人たちの流入に期待するのは、国際的なジョークになるだけだ。では歴史がある国の人たちは、どうして中国の歴史感や信念を受け入れるのだろうか。中国の普遍的な価値観を他国の人に当てはめてはいけない、もしかしたら彼らは全く信じていないかもしれない。

中国は移民を受け入れているが、当然、誰でも入れるわけではない。まず、健康であること、犯罪歴がないことが最低条件。次に、中国に十分な貢献をしたか、あるいは希少な人材であるか、または長年にわたって中国で多大な仕事や投資をしてきたエリートであるか、そして家族があることも必要だ。グリーンカードを取得した後、1年に3ヶ月以上は中国に滞在する必要がある。期間に関係なく、中国に長い年月の間、滞在しているエリートや親族でなければ移民申請はできませんし、承認されるかどうかはまた別の話だ。2018年4月に国家移民局が正式にスタートした際に、2ヶ月間で1,881人の外国人のグリーンカード申請が承認されるという前代未聞の出来事がありました。それは2017年の承認総数とほぼ同じである。

おわり


アシスタント

大量の中国人が外国に移民していることには微塵も触れない辺りがなんとも中国らしいですね!厉害啊!

ADKD編集長

割り切らなきゃやっとれんわ!

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