中国メディア「正和島」から「ウォール街の伝説的投資家ジム・ロジャース:今後3年間で大きなことが起こる」を紹介します。
「ハンマーを持っている人には、すべてが釘に見える」という言葉がある。
「ハンマーを持って釘を探す人」というのは、人生という「制限がないゲーム」の中でただ怠けようとしているのであり、人生のすべての問題を「バカの一つ覚え」で解決しようとしている人のことを意味する。
一方、チャーリー・マンガーは、ウォーレン・バフェットの投資スキルは65歳を超えてから格段に向上したと語り、「もしバフェットが初期の頃の知識レベルにとどまっていたら、今日のような成功は得られなかっただろう」と述べている。
世界の檜舞台に立って活躍し続ける人物は、常に「進化」しており、自分の過去の認識を否定し、刷新することに喜びさえ感じている。
ジム・ロジャースもその一人だ。
ロジャースは26歳で独立してウォール街に進出し、ソロスと共同で世界有数のヘッジファンドである「クォンタムファンド」を設立し、10年間で42倍という驚異的なリターンを得た。さらに1987年の世界同時株安や米国のサブプライムローン問題も正確に予測した。ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロスと並ぶ世界三大投資家の一人として知られている。
株の神様と呼ばれるウォーレン・バフェットに「大局を把握する能力は天下一品」と言わせるロジャースの知識と判断力は「ストリート」から来ている。1942年に生まれ、現在、80歳になろうとしているロジャースは、世界を2周し、中国を4回訪問し、世界を旅しながらチャンスを探し、地球を相手にプレーしている。
ロジャースが現場で見聞きして得た生の情報は、常に最も新しく、そしてその時々の情勢を最も反映したものだ。それゆえ、世界の経済動向に対するロジャースの判断は決して無視できない。
「正和島」は今回、光栄にもジム・ロジャースと対談する機会を得ることができた。彼が考える、差し迫った危機とは何か、米中関係、ビジネスを行う上での原則、中国を肯定的に見ている理由などについて語る。
人々が歴史から学んだ唯一の教訓:我々は何も学んでいない
質問:新著「危機の時代」の中で、2008年のリーマンショックをはるかに超える危機がやってくるとおっしゃっていました。なぜそのように考えているのですか?
ロジャース:いい質問だ。我々は今、確実に「問題」を抱えている。
2008年のリーマンショックをはるかに超える危機が差し迫っている。私は2019年から度々警告してきたが、私の言うことを信じてくれる人は少ないようだ。
問題の根本はやはり「負債」だろう。2008年には世界の負債水準がすでに高くなりすぎていたのだ。本格的な危機に陥ったとき、世界を救ったのは、嵐に備えて貯蓄する習慣のある中国だった。
2021年は、世界的に負債が多い時代だ。巨大な「負債の雪だるま」は今も転がり続けており、各国の政府はお金を印刷し、借金して使っている、しかも膨大に。
私は、ある社会が必死になってお金を借りるということは、その社会に深くて手に負えない構造的な問題があるということだと言ってきた。
例えば、私の息子の国であるアメリカは、世界最大の経済大国でありながら、世界史上最大の債務国でもある。アメリカは「借金」に関しては暴走が止まらない。これまでもそうだったし、今もそうだし、おそらく、これからもそうだろう。
2008年、連邦準備制度理事会のバランスシートの規模は9千億ドルだった。それが10年余りで8兆ドルに膨れ上がり、8倍以上にもなっている。
そのため、次に問題が発生したときには、2008年のときよりも債務水準が高くなっているため、状況は確実に厳しくなる。
つまり次の危機は、私が生きている間に、もっと正確に言えば、次の世代の人たちに対して起こる最大の危機になることは間違いない。
So the next time we have a problem, it’s got to be a very very serious. It’s got to be the worst in my lifetime.
質問:しかし「今回は違う」と言う人も多いのではないでしょうか。なぜなら、時代は変わり、テクノロジーは進化を続け、政府の規制レベルも上がっているからです。
ロジャース:この良い時代があと100年は続くかもしれない、と考えている楽観主義に溢れる人は、ほとんどいないことは容易に想像できる。
それが人間の弱点だ。人は熱狂的になると、必ず「今回は違う」と正当化する。
つまり、多くの人がこの言葉を口にするようになった時には、すでに狂気の状態である可能性が高いとも言える。
今でも覚えているのは、日本経済が最高潮の頃の講義での一場面だ。
当時、壇上に立っていた私は、聴衆に向かって「市場は日本株を過大評価している兆候がある。日本株にはバブルのリスクがある」と言った。
私の発言が終わるを待たずして、誰かが「日本は違う」と発言した。
私は「日本人もズボンを履くとき、片足を先に入れてから履くのであって、両方を同時に履くのではない」と答えた。
「今回は絶対に違う」この言葉ほどコストのかかる失敗はないことを覚えておくとよいだろう。
質問:マイナス金利、FRBによる無制限の量的緩和、雪だるま式に増え続ける借金など「世界的な債務危機」が来るのではないかと、あなたを含めて多くの人が考えているようです。では、このような危機が起こる前に、どのような「兆候」があるのでしょうか。
ロジャース:私は第二次世界大戦中の1942年生まれで、長い人生の中で、数え切れないほどの危機を経験してきた。
危機の兆候の例を挙げると、過度の低金利などがあるだろう。これにより、人々はお金に無感覚になり、集団的無意識の雰囲気の中で盲目的に借金をすることになる。
もし若い人たちが突然大金を手にしたらどうなるだろうか? 彼らは、例え普通の労働者階級の人々であっても、クレジットカードを過剰に使って高級車に乗り、高級住宅に住み、最も物質的な女の子を追い求める。
その結果、世界中のあらゆる場所で、株や債券、不動産が上がり続けるだろう。価格が価値から大きく乖離した後、何かが起こって人々はパニックになり、売りに出る。しかし、何がきっかけになるかは定かではなく、過剰な価格が問題を引き起こすこともあるということだ。
危機が起こる兆候としては、中央銀行の政策が引き締めを始めるか、あるいは、アメリカや日本のような大国ではなく、まだあまり知られていない場所で、その兆候が見られるかもしれない。戦争が起こるか、深刻な倒産が起こるか、などが考えられる。
きっかけは何でもいいのだが、たいていは価格が高くなりすぎて、銀行が締め付けを始め、投資家が投資を控え、その直後に弱気になるといった具合だ。
そして、誰も気にしないような小さな兆候や症状が、危機の最初の予兆となることが多い。アイスランドは2007年から2008年にかけて経済危機に見舞われ、GDPの4分の1を占める金融・不動産バブルが崩壊した。
しかし残念なことに、ほとんどの人がこれらの出来事を大したことではないと思っていたため、その後15~18ヶ月の間、静かに広がり、リーマン・ブラザーズの倒産で最高潮に達したのだ。

危機は通常、起こる前に何ヶ月も前から発生しており、次の危機もおそらく同じだろう。誰も気づかないような小さな国や会社で何か問題が発生し、それが大企業に広がり、テレビや新聞で報道され、何かが間違っていることがわかる。
これはまさに今起こっていることで、例えば、2019年8月にアルゼンチンが債務不履行の崖を越え、通貨ペソや国債の価格が急落したり、例えばインドでは、全企業の3割もの企業が、本来は倒産すべきほどの負債を抱えながらも、かろうじて存続している「ゾンビ企業」であったりする。
であるからして、これから3年以内に何かが起こるのは間違いない。
It certainly has to be in the next 3 years.
経済規模1位のアメリカ、3位の日本、ヨーロッパなどで何か問題が起きれば、世界のどこにも無関係な場所はない。どこにいようが、大きな経済が問題を起こすと、その問題は必ずみんなに影響を与える。
例えば、あなたが中国の会社で借金が少なく、自分だけでうまくやっていたとしても、ヨーロッパの顧客が多額の借金を抱えて問題を起こした場合、あなたが何も悪いことをしていなくても、その問題はあなたに降りかかってくる。
質問:では、もし危機が避けられないものであるならば、恐慌(パニック)の瞬間に、一般の人々は、政府は、何をすべきなのでしょうか?
ロジャース:まず言っておきたいのは、このような危機は避けられないということだ。千年に一度のことで、今に始まったことではない。
政治家が「大丈夫、今回は大丈夫」と言うことがある。しかし、個人であれ、企業であれ、国であれ、いずれにしてもそうなることは歴史が物語っており、それから逃れることはできない。
And I’ve read enough history to know it’s going to happen again no matter what happens.
準備のためにできることは、借金の額をできるだけ少なくして、負担をかけないようにすることだろう。一人がうまくいかないと、雪だるま式に他人を巻き込んでしまう。
また、危機に対する捉え方もガラリと変える。今、あなたが信じている常識の多くは、15年後には大きく間違っているかもしれない。例えば、1991年、アメリカと並ぶ超大国であったソ連が崩壊した。これは10年前の1981年にはほとんど考えられなかったことだ。
だから、今の常識と思っていることはすべて間違っていると断言していいだろう。
最後に、投資をするといっても、自分がよく知っているものにしか投資しないこと。何に投資していいかわからないのであれば、投資せずに待っていればよい。
今の時点では、市場で儲けている人がたくさんいて、投資で儲けることがいかに簡単で面白いか、どれだけ、儲けたかを語っている高揚感を持った人がたくさんいるが、彼らは友達を売っているのと変わらないのだ。
多数の新規投資家が参入することは、通常、強気相場が終わったことを示すサインだ。2021年のアメリカはまさにそれだった。
In the US, what do I see in 2021? That’s another sign that happens.
質問:「太陽の下に新しいものはない」という古い格言のようですね。
ロジャース:その通り。しかし、私が言いたいのは、人類が歴史から学んだ唯一の教訓は「我々は歴史から何も学んでいない」ということだ。
I will say it, the main lesson in history is most people do not learn the lesson of history.
例を挙げると、アメリカのドナルド・トランプ元大統領は歴史を知らなかった。彼は、貿易戦争は良いことだと考えていた。そして、もし誰かが彼に歴史上の出来事を教えてたとしても、彼は自分が歴史よりも賢いと考えただろう。
We had a president of America recently that did not know history. He thought trade wars were good. And even if somebody taught him history, he thought he was smarter than history.
ほとんどの人は歴史から何も学ばない。 しかし、実際には歴史がその結末をはっきりと示している。
いつも同じことが起こっているのだから。
現金は「ゴミと化」するのか?
質問:来るべき危機を心配している人にとって、保有する価値のある資産とは何でしょうか? 金や銀などのコモディティなのか、それとも米ドルやA株などなのか。
ロジャース:まず言っておきたいのは、理解できないものには投資すべきではないということだ。
The first thing and I won’t repeat, don’t invest in anything unless you yourself know a lot about.
なぜなら、私の考えでは「人生で投資できるチャンスは20回しかない」と言ったら、とても慎重になると思うからだ。だから、あまり頻繁に売買しないこと、テレビやインターネットの「ニュース」を鵜呑みにしないこと、そして、細心の注意を払うこと。
これは、危機を乗り越えるための最初の、そして最も重要な教訓だろう。
So that’s the first and most important lesson if you want to survive.
現在、債券は史上最高値を記録しており、ほとんどの国の債券市場はバブル状態にあり、投資には適していない。
不動産も多くの国でバブル化しており、例えば韓国などではすでに深刻なバブルとなっている。
また、ほとんどの国の株式市場もバブルを形成しており、アマゾンの株は毎日上昇し、サムスンの株は毎日ではないがずっと上昇している。株式市場のバブルはまだ完全には形成されていない。株式市場が加われば、サイクルの終焉だ。

私の理解では、実物資産であるコモディティが一番安い。銀の価格はピーク時から50%下落しており、どこかの会社の株や韓国かどこかの不動産というわけではない。コモディティは今、過去の水準から見るとかなり安くなっていて、その時だけ大量の資金が入ってくる。
銀や銅、小麦粉や米など、人々はこれらのハードアセットに資金を投じるようになった。なぜなら、過去において人々は常に自分のお金が切り下げられるのを防ぐ方法を見つけなければならなかったからだ。紙幣を印刷すればするほど、それ自体の価値は下がっていく。
しかし、銀が何であるか、どこで買えるかを知らない人は、これに投資してはいけない。私自身としては、今すぐに金や銀を買うことはないし、買いたいと思ったらずっと前に買っておいただろう。
農業、エネルギー、レストラン、航空会社、海運など、自分が何をしているかを理解していれば、チャンスを見つけることができる分野があるはずだ。
中国語には「危機」という「危険」と「機会」を表す言葉がある。英語ではそのような言葉は見当たらない。危機に瀕したとき、どこにチャンスがあるのか、立ち止まって考えてみてほしい。
You know that whenever there’s a catastrophe, there’s always an opportunity.
質問:デジタル暗号通貨についてどう思われますか? ブリッジウォーター・アソシエイツの創業者であるレイ・ダリオは、少し前に、今は「現金はゴミ」であり、人々はより多くのインフレを経験するだろうと語っていました。最終的に人々は、株、金、ビットコイン、不動産など「ほとんど何でもあり」を選ぶようになる。 彼自身もいくつかのビットコインを保有していますが、どのように考えていますか?
ロジャース:特定の暗号通貨を取引していて、うまく稼いでいる人を何人か知っている。確かに素晴らしいが、ただし、取引相手を見つけられればの話だ。それ自体に価値がなくても、取引相手がいる限り、お金は必ず儲かるのだから。
しかし、私が言いたいのは、今ではゼロになってしまった暗号通貨が何百もあるということだ。これは歴史的に見ても起こっていることであり、私が恐れているのは、すべてとは言わないまでも、ほとんどの暗号通貨がいずれ空気中に消えてしまうということ。今や誰もが知っていて高い人気を誇るビットコインでさえ、私はいずれ破滅し、容赦なく市場から駆逐されるのではないかと危惧している。
だから、私個人としては、ビットコインや、その他のアルトコインに投資することはない。
通常のデジタル通貨と中央銀行デジタル通貨は同じものではない。 つまり、中央銀行デジタル通貨は政府の活動、国家機構の産物であり、ビットコインのような通常のデジタル通貨にはそのような性質はない。

私が言いたいのは、この権力を手放したくない人たちがいて、通貨を独占する力を失いそうにないということだ。インドをはじめとするいくつかの国では、すでに「ちょっと待て、ビットコインは気に食わない」と言い始めている。
They don’t like to lose the monopoly on money. You obviously see India and some countries starting to say, wait a minute. Wait a minute. We don’t like this.
もし政府が仮想デジタル通貨の取引や使用を明確に禁止したらどうなるか想像してみてほしい。そしてこの可能性は小さくないだろう。どの国も、自国の主権通貨の地位に対する挑戦を容認することはないのだから。
アメリカでも暗号通貨の研究や議論が行われている。暗号通貨が単なる裏取引でなくなり、通貨になった場合、アメリカ政府は「ノー」と言って、通貨として使うことを認めないだろう。
アメリカ政府が「ネット上ではドルだけでなく、他の国や機関で発行された通貨も使える」と言うことはまずないだろう。(実はそれは政府の考えではないのだが。私の勘違いかもしれませんが、そうであってほしいと思っている。)
しかし、もし私の考えが正しければ、政府は支配が好きで、権力が好きで、独占が好きなのだ。
I would like for that to be the case but governments likes control、like power、like monopoly.
であるため、ブロックチェーン技術や中央銀行デジタル通貨に対する政府の支援を、ビットコインをはじめとする仮想デジタル通貨の投資機会と捉えるのは、壮大な勘違いでしかない。もし誰かがこのレトリックを使ってあなたを騙そうとしていたら、細心の注意が必要だろう。
もちろんあなたがトレードに秀でているなら、私の言葉を鵜呑みにせず、トレードすればよい。
質問:以前、「何かわからないものには投資しない」ことができれば、大金を稼ぐことに悩まない、とおっしゃっていました。しかし実際には、多くの人が「知っているつもり」で失敗していることの方が多いようです。「知っているつもり」ではなく、「本当に知っている」ためには何が必要なのでしょうか。
ロジャース:よい質問だ。この質問に答えられた人は、大金持ちになれる。誰もが毎日答えを求めている質問だろう。簡単な答えなどない。
人は何かをよく知っていると思っていても、何か起こってからそうではないと気づくことがある。
しかし、スポーツ、美容、車など、インターネットや雑誌、テレビなどから毎日のように触れているので、人は必ずよく知っているものがあるはずだ。これらは、あなたが集中して投資すべきものかもしれない。
そして、それらをどのように発見すればよいか。1つの方法は、あなたが毎日していることに目を向けることだ。例えば、毎日オンラインで何を読むだろう。たくさんの種類の雑誌が目の前にあったら、あなたはどの雑誌を選ぶだろうか。そうすれば、自分が一番知っていることを知ることができる。そうなると、この分野では間違いなく私の先を走っていることになる。
だからこそ、投資対象として選ぶものは、あなたがすでに興味を持っていて、すでに多くの知識を持っているものであるべきなのだ。それらこそ、あなたが力を注ぐべき場所である。
質問:投資の数ある原則の中で、最も重要なものを一つだけ選ぶとしたら、それはどの原則でしょうか?
ロジャース:それは、自分の知っていることだけに投資し、他人の意見に耳を傾けないことでしょう。
数々の失敗から学んだ最大の教訓は、自分で考えることの大切さだ。重要なのは、自分を外に出すのではなく、中に入れておくこと、そしてアウトサイダーではなくインサイダーであること。
私が最も大切にしている言葉は「自分の頭で考えろ」だ。自分の頭の中だけで考えることは、決して簡単ではない。
本当に分かっていないと何もできない。試しに自分とは関係のない分野に手を出しているのであれば、それは投資ではなくギャンブルである。ダイヤモンドの見極め方を知らないと、ガラスビーズになってしまう可能性が高いのと同じことだ。
しかし、誰もが「独占情報」が好きで、特に私のようなベテラン投資家にとっては、誰もが私から「内部情報」を得たいと思っているし、誰もが「これを買えば間違いない」という言葉を待っている。
しかし、このような人たちは、他人に頼ると自分が無能になることに気づかない。
であるため、本当に儲かると確信できるまで投資しないこと。成功している投資家の多くは、実際には何もせず、リサーチをして、チャンスが来るのを待って、思い切って行動し、そして成長を待って、ある日突然バイアウトする。5分間のトレードのようなことは絶対にしない。
もちろん、それでは面白くないと言う人もいるだろう。しかし、私は、投資で成功したいのであれば、無難な方が良いと言っている。「つまらない」投資家は大金を稼げるだろう。
If you want to be successful as an investor, then be boring. Try to be a boring investor and you’ll make a lot of money.
投資家ジムロジャースが警告!3年以内にヤバいことが起こる!(下)に続く。