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ツイッターCEOに37歳のパラグ・アグラワル氏が就任。米大手IT企業の幹部の多くがインド人に

ツイッター

中国メディア「愉快生活」から「ツイッターのCEOが再びインド人に。シリコンバレーでは、なぜ中国人はインド人のようにうまくいかないのか?」を紹介します。


最近シリコンバレーにインド人経営者がまた一人増えた。ツイッターの新CEOである37歳のパラグ・アグラワル氏である。彼は世界中から優秀な科学者やエンジニアが多数集まっているシリコンバレーで、世界のハイテク技術革新と開発の最前線で長く活躍している。彼に限らず、幹部クラスの人材は、誰もがずば抜けて優秀であることは間違いない。

今ではツイッターだけでなく、グーグル、マイクロソフト、アドビ、IBMなど、米大手IT企業のCEOはすべてインド人であるため、「なぜシリコンバレーではインド人ばかりがもてはやされるのか」と不思議に思っている人も多いはずだ。

実際、能力的には中国人も悪くないし、シリコンバレーで働く一人一人がとても優秀なのは確かなことだ。しかし中国人は、従うことは知っていても、革新することを知らず、チームワークやリーダーシップ力に欠いていたため、インド人に負けてしまったのだろうか。

ご存知だと思うが、これらのテクノロジー企業のインド人CEOのほとんど全員が「インドの神大学」と呼ばれる「インド工科大学」の出身であり、大勢の高度テクノロジー人材を海外に送り出している。現在、シリコンバレーでは約30万人のインド人が働いており、彼らが巨大なネットワークを形成しているのは当然のことであり、インド人は「助け合い」に長けているため、大企業の幹部の多くがインド人であると言われている。

おわり


私がSAAS系のシリコンバレー企業に勤め始めたのは、2005年のことでした。当時SAASやクラウドといった概念がまだ定着しておらず、日本ではASPと呼ばれていたような時代でした。私が入社した新興企業は「FORTUNE」が決める「Fastest-Growing Companies」で1位に何回も選ばれるほど、当時、急成長していました。

その後、その会社は、2007年にアメリカの超大手IT企業に買収され、私は誰もが知る有名企業の社員になりました。その大企業は「FORTUNE」で「100 Best Companies to Work For」で頻繁に1位に選ばれる超ホワイト企業でした。

居心地が良すぎたこともあり、かなり長居してしまいましたが、最後の3年間は、私が属していたビジネスユニット(部門)でも、上級幹部達が次々とインド人に代わっていきました。

インド人が話す英語アクセントの癖が強く、またビデオ会議による全社ミーティングが頻繁に行われていたため、彼らが話す英語に慣れるのに苦労した記憶があります。

実は上級幹部にインド人が’増え始めたタイミングは、トランプ氏が米大統領になり、中国との貿易摩擦が始まったあたりからです。

クリントン・オバマ大統領時代は米中関係が非常に良かったこともあり、シリコンバレー企業の上級幹部になっていた中国人(台湾系、香港系などの華僑人も含む)も多かったのですが、その後、米中関係の雲行きが怪しくなってきたことで、一旦、白人が幹部職に戻るのですが、やがて徐々にインド人に置き換わっていったのが一連の流れです。

本文ではインド人たちの「助け合い」だと結論付けていて、それも間違ってはいないのですが、私が考える、今インド人CEOが多く生まれている一番の理由は「国際政治」です。

そういえば現米副大統領のカマラ・ハリス氏もインド系ですね。

ツイッターを創設したジャックドーシーがCEOを務めていても、ツイッター社は正確には彼のものではありません。ツイッター社に限らず、あらゆる上場企業は株主である資本家たちのものであるため、彼らは自分たち資本家の言うことを素直に聞く人物をCEOに着けておけば良いという考えです。特にイノベーションがすでにそれほど必要ない大企業においてはなおさらです。次世代の技術は買収すれば良いという考えなのですから。

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