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中国は宇宙ステーションが作れて、なぜ良いバイクが作れないのか

中華バイク

上海では走っているバイクを見かける事はほとんどありません。少し昔、それこそ地下鉄の路線がまだ数本しかなかった頃は、朝夕のラッシュ時にバイタクが大活躍していましたが、そんな彼らもいつの間にか消えてしまいました。

信号待ちをしているバイクが青になったと同時に、スタートダッシュをかけて爆音で走り去っていく、あの刺激的なシーンが上海では見られないのは寂しい限りです。

さて「宇宙ステーションが作れて、なぜ良いバイクが作れないのか?」という、まあそうだよね、と思う中国メディアの記事があったので紹介します。

記事はこんな感じでした。


多くの中国人は国産車と外国車のギャップについてよく議論しているが、実際のところ、国産バイクと外国バイクのギャップは車よりさらに大きい。バイクは車ほど話題にならないので、あまり注目されていないだけである。

国内のバイクと海外のバイクの技術レベルの差はいったいどれくらいか? 1つ例を挙げてみると、40年前の「ホンダCG125」、30年数年前の「スズキGN125」、国産バイクメーカーはいまだにこの2つの旧モデルタイプの生産を続けている。

中華バイク
ホンダCG125

ほとんどの中国人の国産バイクに対する感想は「価格は安いが品質が安定しておらず、特に冬になるとエンジンが点火しない」だろう。一方で日本製のバイクは1年を通して非常に安定している。また、海外の高級バイクは、走りの良さ、操縦性、品質の安定性など格段に優れていて、国産車は足元にもおよばない。

中国は宇宙ステーションが作れて、なぜ良いバイクが作れないのだろうか?

外国製バイク技術への過度の依存

中国のバイク開発技術の歴史は意外と長い。国産初のバイク「長江750」の第一世代は、日本の主要な4社のバイクメーカーが始まったのと同じ時期に製造が始まった。それ以来、日本のバイクメーカーが急速に発展する一方で、中国は改革開放後、大きくて重たい2ストロークの空冷単気筒が、国家間の関係が良好だった東欧のチェコから導入された。

長江750
幸福250

国産バイクの「幸福250」は1952年のチェコ製「Jawa250」のコピーだ。この燃費が悪くパワーが出ない国産バイクが生産停止したのは、ついこの前の1995年のことで、1980年代にはすでに日本の4大バイクメーカーが世界を席巻していた。

BMW、ドゥカティ、ハーレーは大衆向けモデルでは日本勢を相手にできないため、ハイエンドな高級路線で展開しなければならず、中国国内のバイクメーカーは日本製のバイクを導入する道を歩んだ。

中華メーカーは研究開発の資金がなかった

国産バイクの発展の歴史は、自動車の発展の歴史と似ている。かつて中国人は貧乏で、高級車を買うことができなかったため、国産車は安いモデルしか開発できず、しかし安いモデルでは利益が小さいため、研究開発にお金が回らず悪循環に陥っていた。国内の自動車メーカーが大きく発展できたのはここ最近10年のことだ。

バイクが国内の一般家庭に普及するようになったのは、80年代から90年代初頭になってからで、当時は国内のバイクメーカーには開発資金がなかった。その後、開発資金ができたころには、日本やドイツの輸入バイクが国内市場に入りこんでいた。

中国国内の政策的理由による影響

国産バイクが発展しない最大の理由は、バイク禁止政策にある。国は自動車産業の発展を奨励し、1級、2級都市ではバイク禁止を実施していますが、これが非常に困った問題になっている。4級、5級都市や農村部では購買力が弱いため、安価なバイクが好まれる傾向があり、国内バイクメーカーの資金不足やハイエンドモデルの開発意欲の低下にもつながっている。

消費者意識の問題

多くの中国人はバイクの価格は数千元程度だと思っている。もしあなたが何万元もかけてバイクを買ったと聞けば、最初の反応は「気が狂ったか?そんなにお金があるなら、なぜ車を買わないのか?」だろう。中国国内では6,000元(11万円)前後の外資との合弁会社のバイクが一番売れている。次に売れるのは4,000〜5,000元(8万円前後)の国産ブランドのバイクだ。

数万元または数十万元が出せる消費者は圧倒的に少数派であり、市場のこの部分は、日本かドイツメーカーの独占場であり、中国国産ハイエンドモデルの開発が進まない原因となっている。

これらの理由から、中国国内の二輪車は、今でも日本の125ccのバイクを模倣しており、また国内需要はとても小さい。日本製のバイクの性能は高く、その結果、中国国内のバイクメーカーの生存空間は狭く、多くのバイクメーカーは自動車を生産するか、または電動自転車を生産している。

1、2年前に国内のバイクメーカーがいくつかのハイエンドモデルをリリースしたが、外国のモデルと比べ、明らかなギャップがあり、このギャップは自動車と比較して、追いつくのはより困難であると思われる。

おわり

「宗申」というメーカーのバイク「NK400」

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90年代の日本出稼ぎ組だった上海人の友達(男、62歳)は、毎日「ベスパ250」に乗って自分が経営している会社に出勤している。先日その彼と会って話をした時、「私ももう62歳だからあと3年バイクに乗ったら二輪免許を国に返さないといけない」と少し寂しそうに私に言った。

実は私は中国の運転免許証を取得する時に、日本の中型・大型自動二輪免許も持っていたために、中国の運転免許証にバイクの項目を移行することができた。だから上海人のその言葉を聞いた時、3年後に「ベスパ250」とバイクのナンバープレートを何とかして譲り受けるようできないか、と一瞬「淡い期待」を持ったのだ。

しかし上海人は直後に「〇〇さん、知っていますか?この上海のナンバープレート、これは今は40万元(750万円)以上で売れるんですよ!すごい貴重なんです。」と付け加えた。

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