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バイトダンスが中国のVR企業Pico(小鳥看看)を800億円で買収か

pico

中国メディア「93913虚偽現実」から「バイトダンスがPicoを50億ドルで買収するそうだが、国内IT大手がいよいよVRに挑戦?」


8月26日、ネット上の複数のチャンネルによると、バイトダンスが国内の有名なVRハードウェア企業であるPico(小鳥看看)を50億人民元(800億円)で買収するとされる情報が流れたが、まだ確認は取れていない。

ティックトックのライバルであるスナップチャットは、数年前からARフィルターを搭載している。バイトダンスはこのところAR技術に強い関心を寄せており、つい先月、Effect HouseというAR用クリエイティブツールを立ち上げただけでなく、火山引擎(ボルケーノ・エンジン)を介したAR技術を外部企業に開放した。外国メディアは、ティックトックがライバルのARツールをコピーしていると述べている。

バイトダンスがここ2年間でゲーム分野のポートフォリオを加速させてきたことや、コンシューマー市場でのVR技術使用が主にゲーム、フィットネス、映画鑑賞などであることを考えると、今回の買収が実現すれば、バイトダンスはソーシャル分野やゲーム分野でまったく新しい路線を開拓し、自らのブレイクスルーを完成させることができるかもしれない。

Pico(小鳥看看)は国内のVRハードウェアのトップ企業であり、IDCによると2020年の国内VR市場シェアにおいてPicoが1位だったそうだ。また、Oculus Quest 2の後に発売された、価格が2,000元(3万円)のオールインワンVRデバイスPico Neo 3も、国内のコンシューマー市場で順調な売れ行きを見せている。

Pico Neo 3は、発売後24時間で販売台数が1,000万台を超え、高い評価と成果を収めているものの、国内外の消費者の習慣の違いや、コンテンツ・エコシステムへの投資、ポートフォリオ期間の違いなどの要因により、Oculus Quest 2のような輝かしい販売実績にはまだ遠い状況だ。

Picoがバイトダンスのエコシステムに加わることで、うまくいけばVRコンテンツのエコシステムの構築が加速され、国内のVR産業の発展と消費者の双方にとって良いニュースになると考えている。

なお、バイトダンスは以前、ブルーフォーカス・グループを買収するという噂もあったが、その後両社から否定された。今回のバイトダンスによるPicoの買収が事実であるかどうかは、両社からの正式な発表を待つ必要があるだろう。

おわり


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