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ソフトバンクも投資している中国の人工知能最大手、センスタイムが上場申請

センスタイム

中国メディア「辺際実験室」から「中国最大のAI企業が香港での上場申請、少なくとも20億米ドルを調達へ」を紹介します。


中国最大の人工知能企業「センスタイム」は、8月27日、香港でIPOを申請した。ブルームバーグが関係者から聞いた話では、顔認識ソフトウェアで知られるこの新興企業は、新規株式公開で少なくとも20億米ドルを調達したいと考えているそうだ。

センスタイムは先日、同社はプライバシーとデータ保護に関する法令に遵守していると述べた。「現段階では、政府による施策の影響(もしある場合)を予測することはできません。当社は、法律制定のいかなる進展も注意深く監視し、判断していきます。」金曜日に証券取引所に提出した書類の中で、次のように述べている。「政策によって、当社のような企業に対し、サイバーセキュリティ査定の評価やその他の具体的な行動の承認を済ませることを求める場合、当社がそのような承認を適時に得られるかどうかの不確実性に直面する可能性があります。」

中国政府は、センスタイムの香港上場の前に、インターネット規制の大幅な見直しを行い、100万人以上のユーザーデータを持つ中国の企業が海外市場で上場する場合に追加の監査が行う政策を決定した。

この新たな政策の影響により、一部のテクノロジー企業は今年の米国での上場計画を延期または中止し、また一部の企業は香港での上場を中止した。ネットイーズの音楽ストリーミング子会社であるクラウドビレッジは、今月初めに予定していた香港でのIPOを市場環境の悪化を理由に中止した。

香港中文大学の教授数名によって2014年に設立された「センスタイム」は、自律走行、拡張現実、顔認識、医療画像など様々な分野で使用される人工知能技術を開発しています。その技術は、中国のスマートシティやスマートカーの構想に採用されています。

センスタイム上海のオフィスビル

同社の共同設立者であり、研究所の責任者である王晓刚(ワン・シャオガン)は、香港はセンスタイムにとって重要な場所であると言う。

「センスタイムは、香港を中心に成長しているユニコーン企業です。香港政府からは多くの支援を受け、香港中文大学からも多くの支援を受けています。」最近のサウスチャイナ・モーニング・ポストのインタビューで、ワン・シャオガンは「私は2010年に香港に来ました。今、私の家族も香港にいます。」と語っていた。

センスタイムの投資家には、ソフトバンク、テマセク、アリババなどがいる。

センスタイムは、昨年12月に最新の資金調達を終えた後、80億ドル以上の評価を受けていた。クランチベースによると、同社は設立以来、9回の資金調達ラウンドで合計26億米ドルを調達している。

同社の目論見書によると、6月30日時点で、同社のソフトウェア・プラットフォームは、250社以上のフォーチュン500企業やその他の公開企業を含む、2,400社以上の顧客に利用されている。また、同社は8,000件以上の承認済みおよび申請中の人工知能関連特許を保有している。

国内メディアの報道によると、センスタイムのアルゴリズムは、中国の公安監視アプリケーションに広く使用されており、同社の収益の約30%を占めている。一方、共同創業者の王晓刚は、監視カメラのアプリケーションは同社のビジネスの焦点ではないと述べている。

2018年、2019年と2年連続で赤字となった後、2020年には122億元の純損失を計上するなど、いまだに利益が出ていない。昨年の売上高は13.9%増の34.5億ドルだった。

おわり


アシスタント

何かと話題の企業で、ADKDでも何本か記事を書いますね。

ADKD編集長

以前この会社に訪問したけど、ミッションインポッシブルみたいな空間でセンスタイムの様々なサービスが展示されていたよ。

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