中国メディア「黒馬公社」から「はい来ました、28,800元の電気自動車、もう五菱宏光MINI EVを買う理由がなくなった?」を紹介します。
先日、五菱社が発表した情報によると、宏光MINI EVは発売1周年を迎え、累計販売台数が37万台を突破したそうだ。
単一モデルの販売量ではテスラでさえも達成できない業績だ。
五菱宏光の独占状態をライバル達はただ手をこまねいて見ているだけだろうか。ミニ電気自動車市場では「荣威科莱威」「奇瑞小蚂蚁」「奔奔E-Star」など、宏光MINI EVの競合車が数多く登場している。
数ある中でも価格を含め、今後、宏光MINI EVの一番のライバルになりえるのが「朋克多多」だ。
長い間発売が待ち望まれていた「朋克多多」だが、先日、販売価格と発売日が発表された。値段は28,800~39,800元で、発売日は9月12日。
ボディカラーはおしゃれで可愛らしさが際立つ「アイスクリスタル」「ビビッドオレンジ」「ライムグリーン」「パールホワイト」の4色。
フロントマスクにはロゴがあしらわれた左右のヘッドライトをつなぐ黒パネル、その下にシンプルなフロントグリルが配置されている。このデザインは好き嫌いがわかれるところだが、一定の評価は得ているようだ。

全長、全幅、全高はそれぞれ3325/1500/1588mm、ホイールベースは2275mmと、宏光MINI EVとほぼ同じ外形寸法となっている。
車内空間の使い勝手では「朋克多多」に軍配が上がる。2列目のシートを完全に倒すことができるため、十分な容量のリアキャビンスペースを確保することができるからだ。それ以外には、特に注記すべき特徴はない。スマートAI?高級感?この価格帯で求めるのは無理があるでしょう。
幸いなことに「朋克多多」には7インチの大型センタースクリーン、パワーウィンドウ、セントラルドアロック、タイヤ圧モニター、坂道アシスト、さらに後方カメラとBluetooth&車内フォンが全モデルに標準装備されている。
このクラスの車ではなかなか見られないこれらの装備も「朋克多多」では標準搭載だ。
パワーに関しても特に言うことはないが、宏光MINI EVと比べても遜色なく、わずかに上回っている。
最高出力は29kW、最大トルクは110N.m、NEDC航続距離はそれぞれ128kmと170kmとなっており、街乗り用の車としては必要にして十分だろう。
「朋克多多」は一見するとコスパが非常に高く「宏光」と比べ、かなり魅力的に見えるが、アフターサービスやブランド面で少し不安が残る。「朋克多多」は利益率が低く、極めてマイナーなブランドであるため、数年後に純正パーツが販売されているかどうかが問題となっていることも考慮した方が良いだろう。
あなたは「宏光MINI EV」と「朋克多多」のどちらを選ぶ?
おわり