Twitterでも中国最新ニュースを発信中!

中国宇宙ステーションに初の女性住人が誕生するか

女性宇宙飛行士

中国メディア「機械公民」から「女性宇宙飛行士が中国の宇宙ステーションに?神舟13号は国慶節に打ち上げられる予定」を紹介します。


中国の宇宙ステーションに滞在している3人の宇宙飛行士が、まもなく任務を終えて地球に戻ってくる。しかし宇宙ステーションを空にはできないため、次の住人を送り出さないといけない。

神舟13号は国慶節に発射予定で、女性宇宙飛行士が搭乗する可能性も

予定では国慶節の10月3日に、中国の宇宙ステーションに向けて有人宇宙船「神舟13号」が打ち上げられるはずだが、ロケットの打ち上げには不確定要素があるため、神舟13号の打ち上げが遅れる可能性もある。しかし、それでも11月以降にはならないだろう。

有人宇宙船「神舟12号」と同様「神舟13号」にも3人の中国人宇宙飛行士が乗り込み、中国の宇宙ステーションに向かうことになるが、なんと今回は、女性が搭乗する可能性が非常に高い。

今回の神舟13号に搭乗した宇宙飛行士は、中国の宇宙ステーションでの最初のミッションが3ヶ月間だった聶海勝ら3人の宇宙飛行士とは異なり、宇宙ステーションでの約6ヶ月間におよぶミッションが待っている。

発表されたリストによると、宇宙ステーションに行くことが期待されている女性宇宙飛行士は「劉洋」と「王亜平」の2名で、これまで豊富な宇宙ミッションを経験してきた優れた女性たちだ。

劉洋

これまでの彼女たちの宇宙ミッションでは、一人が「神舟9号」、もう一人が「神舟10号」であったことを除けば、二人とも軌道上で13日間過ごしている。

今後も中国の宇宙ステーションには宇宙飛行士が訪れ、さまざまな実験が行われるが、実験内容によっては女性宇宙飛行士が加わった方がより良い結果が得られるものもあるだろう。それゆえ、宇宙ステーションの第二陣の「住人」に女性宇宙飛行士が加わる可能性は極めて高いと思われる。

では「劉洋」と「王亜平」のどちらになるのだろうか。

現時点では「王亜平」の方が可能性が高いようだ。「劉洋」はすでに結婚して子供がおり、彼女の現状を考えると「引退」もありえる。

王亜平

一方で「王亜平」は、年齢的には「劉洋」よりもずっと若く体力もあり、長年の訓練の強度や時間から見ても「王亜平」は「劉洋」よりも高いレベルにある。

さて今回「王亜平」は希望通り宇宙ステーションに行けるだろうか?公開された候補者リストには合計14人の名前が記載されており、その中には、現在宇宙で任務を遂行中の「聶海勝」、「劉伯明」、「湯洪」も含まれている。

しかし「聶海勝」をはじめとする3名は、地球に戻ってから数ヶ月間の回復訓練を受ける必要があるため、短期間での宇宙再突入には適しておらず、従って11名の候補者から選ばれることになるだろう。

これは推測だが、年齢と経験を考慮すると、有人宇宙船「神舟13号」の最終候補者は「王亜平」、「葉光富」、「翟志剛」の3人が最有力と言える。

「王亜平」と同様に「葉光富」も80年代以降の宇宙飛行士であり、かつてESAのチャレンジトレーニングに参加して好成績を収め、同時に「神舟12号」の最終リストが発表される前から「葉光富」の呼び名が非常に高かったため、最終的に補欠の宇宙飛行士になったこともある。

今回の「神舟13号」は、宇宙飛行士の肉体的かつ精神的な負担が大きい約6ヶ月間の宇宙滞在になることを考えると、「葉光富」が参加する可能性は極めて高いと言えるだろう。

「神舟13号」では宇宙ステーションに植物を持って行き、その植物で宇宙での「酸素生成実験」も行うことで、宇宙飛行士がより長く宇宙に滞在できるようにし、さらには、将来の画期的な宇宙生活のための基礎を築く一歩にもなるわけだが、これは本当にエキサイティングなことではないだろうか。

おわり

よかったらポチッとお願いします!
ありがとうございます!

にほんブログ村 海外生活ブログ 中国情報(チャイナ)へ

いいと思ったらシェアお願いします!